新型コロナワクチンは「廃棄」との闘い
新型コロナウイルスワクチン接種は「廃棄」との戦いになる。
新型コロナウイルスワクチンは温度管理が厳しく、使い始めてからの使用期限がたったの数時間と短い。
接種か、廃棄か、現場は、時間との戦い。
これに対する方策、応援、バックアップは、ただただ「ゆるやかな取り決め」「おおらかな運用」につきる。
廃棄より接種を。「優先順位」より「全員に接種」を。
医療関係者接種中に、数本余り、あと1~2時間で廃棄というときに、
「近くにいる、未接種者に、高齢者でも、他の順位の人でも、希望者に接種して良い」
としておけば、廃棄せずに、接種できる。廃棄を減らせる。
接種の順番は、ゆるやかな取り決めとし、廃棄よりは接種を優先させる。
A市B市の人が接種希望していて、Aの人しか公費にならない取り決めでは、B市の接種希望者がそこにいても、廃棄になる。
アメリカでは、接種に来なかった人の分や、余ったワクチンを、希望者に接種するというと、病院の外に長蛇の列。
また「15歳以下はコロナで死んでも良い」は、あり得ない話。
子供が治験に参加するはずもない。
大人の治験で十分。ワクチンに年齢制限は不要。
とにかく、「廃棄」は「もったいない」。
接種できるか、廃棄になるか、ワクチンの行方は、「ゆるやかな取り決め」か、「厳格な運用」かで、決まる。
「厳格に接種対象者を限定して、それ以外に接種した場合、費用は払わない、副反応の補償もない」では、廃棄せざるを得ない。
「何月何日から何月何日まで接種を公費で見るが、それ以外はみない」、となると、日にちをはずれると、廃棄になる。
事務屋というか、行政は、堅苦しく、何もかも決めたがるが、そのために、効率的な運用できなくなり、廃棄が増える。
マイナンバー普及とか、余計なものをつけると、廃棄に直行だ。
温度管理の不備で廃棄、数時間しかないタイムリミットで廃棄、医師看護師が到着しないから廃棄、接種希望者が到着しないから廃棄、「後から接種したい」で廃棄、
全国民のワクチンを輸入できても、接種しなければ、コロナ禍の状況は終わらない。
国民全員に接種し、コロナ禍から脱却しよう。
ワクチンはコロナの重症化を予防し、死亡リスクを下げる。
ワクチン抜きでコロナ以前に戻るのは難しい。ワクチンは希望の灯。