先天性風疹症候群(CRS)・MRワクチン・各種予防接種について
風疹・先天性風疹症候群(CRS)について
過去の病気が日本に再出現しています。
風疹の流行に伴い、先進国では過去の病気になった、先天性風疹症候群(CRS)が、わが国でも発生しました。
生まれながらに眼、耳、心臓、脳に障害を持つ。
見えない、聞こえない、知恵遅れで、発育不十分な、生涯、これ以上の不幸はありません。
この不幸を防ぐには、全国民にワクチン接種。
風疹は、MR(麻疹風疹)ワクチンで予防します。
麻疹(はしか)について
麻疹(はしか)は、高熱が七日間も続く、最悪の感染症です。
積極的な治療法がなく、合併症を起こし、失明・障害を残すこともある、人類最悪の病気。
感染力がきわめて強く、空気感染もするため、手洗い・マスクのみでは予防ができず、ワクチンによる予防が重要です。
江戸時代には、五代将軍徳川綱吉も、麻疹(はしか)で命を失いました。
自ら麻疹(はしか)ワクチン発明以前の医学水準に戻して、苦しむのはやめましょう。
日本ではまだ、海外から入ってくるなどの理由で、麻疹(はしか)が流行します。
しばらく前にも、麻疹(はしか)の患者は来院してはいけない、という病院が現れてニュースになりました。
麻疹(はしか)の患者が病院に来ると、病院にいるほかの病気の人に感染して、命を奪うからです。
感染源として、周りに迷惑をかけないために、ワクチン接種を受けましょう。
麻疹(はしか)は、MR(麻疹風疹)ワクチンで予防します。
おたふくかぜ(ムンプス)について
おたふくかぜ(ムンプス)は、難聴(ムンプス難聴)や、精巣炎・卵巣炎による不妊症を引き起こします。
それらの後遺症の恐れは、大人子供にかかわらず存在し、その治療は非常に困難です。
おたふくかぜ(ムンプス)は、おたふくかぜワクチンで予防します。
みずぼうそう(水痘)について
みずぼうそう(水痘)は、体の隅々の神経細胞の中に、みずぼうそう(水痘)ウイルスを冬眠させて、
後日、帯状疱疹を引き起こし、その神経痛で、職業を続けられなくなることがあります。
みずぼうそう(水痘)と帯状疱疹は、水痘ワクチンで予防します。
ヒブ(Hib)ワクチンについて
ヒブ(Hib)ワクチンは、致死率、予後不良率の高い、細菌性髄膜炎に対する予防接種です。
肺炎球菌ワクチン小児用(プレベナー)について
肺炎球菌ワクチン小児用(プレベナー)は、細菌性髄膜炎(年間200人)、肺炎(年間1200人)、重い中耳炎、菌血症や敗血症を予防します。
B型肝炎ワクチンについて
B型肝炎ワクチンは、B型肝炎と、それによる肝臓がんの発生を予防します。
がん予防ワクチンのひとつです。
ロタテック(ロタウイルスワクチン)について
ロタテックは、ロタウイルス胃腸炎を予防する、5価のワクチンです。
これは急性の胃腸炎で、乳幼児に激しい症状が出ることが多いです。
ポリオについて
ポリオは、全身がマヒする病気で、呼吸筋がマヒすることで、呼吸ができなくなります。
ポリオワクチンで予防します。
日本脳炎について
日本脳炎は、蚊に刺されて感染する病気で、日本や東南アジアで流行しています。
発病すれば3人に1人は死亡し、3人に一人は重篤な後遺症を残します。
日本脳炎ワクチンで予防します。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンについて
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチンは、子宮頸がんの主な原因とされるヒトパピローマ(乳頭腫)ウイルスを予防するワクチンで、がん予防ワクチンのひとつです。