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熱中症は殺人か自殺

熱の四要素は、輻射(ふくしゃ)、対流、伝導、気化熱(不感蒸泄)。
(学校での不勉強は緩やかな自殺)

この内、最大のものが太陽からの輻射熱で、これを測定するのが難しいのですが、
WBGT計(熱中症指標計、暑熱環境計)があれば、簡単に測定できます。

WBGTは輻射熱、温度、湿度、を、同時測定して、出される、熱中症の指標です。

天気予報は気温と風速、気化熱にかかわる湿度、予報しますが、大事な太陽からの輻射熱、WBGTを予報しません。百葉箱の屋根の上にWBGT計を設置してデーターを蓄積、予報する事が急務。百年一日、百葉箱内の温度湿度だけで、輻射熱を無視し続けていては、熱中症を予防できません。

WBGT測定で、学校、園の環境管理と、児童、職員の健康管理し、熱中症を予防するのが、当然の責務です。

WBGT29℃を超えたら、あらゆる競技活動を中止。これを無視して引率指導して死亡したら、殺人罪を適用。一罰百戒、熱中症で死亡する事が激減するでしょう。

不幸な人が出てから、謝罪を繰り返すのを、よく見かけますが、「何にもせずに、謝れば良い」と教育しているようにみえます。

熱中症の予防は「輻射熱を遮る」事。
砂漠の高熱も砂漠の衣装でさえぎります。
太陽の熱は日傘、ベール、日陰、等で、涼しくなります。
ストーブの輻射熱は新聞紙一枚でさえぎることができます。
早朝と正午の気温が同じでも、太陽からの輻射熱がまるで違います。
太陽と地球の関係、真昼の真上からの日差しは灼熱地獄、
深夜は日が当たらず涼しい、早朝は太陽が真横からあたり、明るいが涼しい。
真夏の活動は明るくなる直前から始めて十時頃には終了
。 真夏のマラソンは、午前4時スタート。

熱中症の予防は「プール。水中競技を利用する」事。
夏のスポーツ、遊びは、プールが最適です。プールの水温が32から33度でも、体温36度より低く、水に入るだけで、体温を下げる効果があります。プールサイドには直射日光を遮るテントが必要になります。風通しが良くて、日差しを遮るだけで良いでしょう。
対流は風。扇風機で冷風を送れば涼しい、逆に、熱風を送れば熱で蒸し殺す殺人。

気化熱は水(液体)が水蒸気(気体)にかわる時にまわりから奪う熱のことです。雨が降っている湿度100パーセントでは、気化はありません。汗で体温を下げるにも限界があります。
熱中症の予防は「気化熱を利用する」事。 水を使う。打ち水をする。融雪設備は道路に水を撒いて雪を溶かすものですが、今夏、フェーン現象下の灼熱のアスファルトに、水を流して気温を下げました。

熱中症の予防は「クーラーを使う」事。
教室や体育館にクーラーが無い」等は、有り得ない話です。
長とか政治家とか偉い方の室にクーラーがあって、子供や弱者、老人の室にクーラーが無い、
この国の姿勢がわかります。
老人がクーラーをつけずに熱中症で死亡」等のニュースが繰り返されていますが、
これは自殺と同じ。
競技活動を中止すべきWBGTで、仕事や競技活動するのは、自殺か殺人です。