インフルエンザ早期治療、ラピアクタ、タミフル、リレンザ
インフルエンザワクチンは10月1日から開始、予約不要です。
インフルエンザは早期受診、早期診断、早期治療開始が重要。
インフルエンザは、早期に治療薬を服用すると軽くなります。
治療しなければ重症になり、後遺症を残すことがあります。日本で死亡率が低いのは、早期受診、早期に治療薬を開始しているからです。
早期受診、早期診断、早期治療開始が重要です。
早期には、迅速試験が、陽性に出ない事が多く、診察、周囲の状況、その他を考慮して、インフルエンザかどうかを、総合判断します。
インフルエンザは高熱を伴う。
解熱剤としては、小児には、アセトアミノフェンかイブプロフェンが使えます。
大人には、解熱剤の種類による制限はありません。あらかじめ、解熱剤を準備しておく。
熱があるところに、ふるえとか、けいれんがくわわると、さらに、熱が上がります。
41.7度以上の高熱は、生命の危険があります。
死ななくても、脳障害など、後遺症を残すおそれがあります。
あらかじめ、高体温は、下げておきましょう。
「いまだに、解熱剤を使うな」という、迷信を信じている人がいます。病児、病人に対する、虐待です。
苦しんでいる人を放置して、観察しろ、と言うのですから、まともな人間のやることではありません。
スペイン風邪について
第一次世界大戦中に、スペインかぜといわれた、インフルエンザの大流行があり、多数の死者が出ました。
ヨーロッパの戦場では、敵味方が、それぞれの、塹壕(弾にあたらぬ様に、地面に長い堀を造って、その中にじっと潜む)の中に閉じこもり、インフルエンザが蔓延した。
アメリカでは、兵舎、列車、輸送船等の、狭い空間に、多数の人を閉じ込めて、インフルエンザが蔓延した。
狭い空間に多数の人を閉じ込めると、感染は、より起こりやすく、より悲惨になる。
戦争はしないのが良い。
当時、日本国内に戦争は無かったが、スペイン風邪で、日本でも、たくさんの方が無くなった。
今から九十年前のことなので、九十才のおじいちゃん、おばあちゃんに聞くと、本人は、流行を覚えているわけではないが、おじいちゃんおばあちゃんの兄弟姉妹、親、祖父母が、この頃に死んだと言う、話をしてくれる事がよくあります。
流行の季節について
通常、インフルエンザは冬に流行するが、東南アジアでは夏に、沖縄でも、夏に流行した事があり、夏にも無いわけではない。
感染経路について
飛沫感染
一回のくしゃみや咳で、200万個の分泌物粒子が飛散する。数メートル以内の人に感染する。
マスクは飛散する粒子の数を減少させる。
空気感染
数時間浮遊するものもあれば、いったん落下して、乾燥し、再び舞い上がるものもある。
潜伏期間について
感染して、二、三日で発熱する。
発熱について
五日間。三日目に下がってまた上がることもある。
症状について
高熱、筋肉痛、しんどい、頭痛、食べたくない、関節痛。鼻水、くしゃみ、咳、のどの痛み、クループ(のどがヒュウヒュウ鳴って、呼吸がしにくい)、肺炎。嘔吐、下痢、腹痛。
呼吸困難、顔面蒼白、胸痛、等では、心筋炎、肺炎、等が考えられ、重症で、入院が必要になることがある。
迅速検査について
鼻腔の奥の鼻汁が一番、検査に良い。
治療について
タミフルかリレンザを五日間使用する。解熱しても止めずに、五日間つづけることが重要。
症状が軽くなると、排出するウイルス量が少なくなっているが、中途半端な治療は、薬の効かないウイルスを蔓延させる恐れがあります。
本人の再発、家族への感染時に、薬が効かなくなるかもしれない。
脳炎、脳症について
・「怖い怖い」とおびえる。意味不明のことを叫ぶ。
・「そこに誰かがいる」「怪獣が来る」等といないものが見え、聞こえないはずの音が聞こえる。
・「目の焦点が定まらない」「立てない」。嘔吐を繰り返し、眠ってばかりいる。
等の症状があると、脳炎、脳症の可能性がある。
インフルエンザの治療には、リレンザ、タミフル、ラピアクタ、等。