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アトピー性皮膚炎。かるい湿疹で死ぬ?

難治性アトピー性皮膚炎をつくりだした人々

一、かゆみは本能の一部で掻かずにはいられません。不幸にして事故で植物人間になった方も、かゆみだけは我慢できずに体をひっかきます。できない事をしろと命令した人々がいます。湿疹はとてもかゆく(痒く)、かく(掻く)と悪化します。湿疹を掻くなと子に命令した親は、老後に子からできない事をしろと命令されて虐待されます。因果応報、やった事には必ず報いがあります。

二、湿疹の治療は、簡単で、ステロイド軟膏を塗ればすぐなおり、かゆみは無くなります。ここで、ステロイド軟膏を忌避する人々が登場しました。有名なニュースキャスターが、ステロイド軟膏の悪口を言いました。この日から湿疹の方の不幸が始まりました。このテレビを見なかった方にも、親戚友人から、「まさかステロイド軟膏使ってないでしょうね、使うの止めときや」。それまでステロイド軟膏でなおっていた人が被害を受けました。目のまわりが痒い方は、目をこすって、白内障を起こし、手術を受けなければならなくなりました。かゆみがひどくて、夜も眠れず、失業した方も多発しました。医師がステロイド軟膏を処方しても、あまり使うなよ、したり顔に助言した薬剤師も多発しました。湿疹の人をいじめるだけいじめ抜いて、このニュースキャスターも、助言した親戚友人薬剤師も、いまだに責任を取っていません。

三、湿疹の治療は簡単で、ステロイド軟膏を塗ればすぐなおる。しかし、ステロイド軟膏を薄めて使う人々が多発しました。薄めて使えばなおらない。ステロイド軟膏は最適の濃度で製品化されている。他の商品と混ぜて使うと濃度が下がる。また、保湿剤等の商品を下に塗り、その上にステロイド軟膏を重ね塗りするのも効果を下げる行為である。

四、部位による吸収度の違いでステロイド軟膏の強弱を決める人々。健常皮膚の吸収度の差のデータはあるが、アトピー性皮膚炎、湿疹といった病変部位での吸収度の差のデータは無い。ステロイド軟膏の強弱を決めるのは病変の重症度であって、病変部位ではない。

五、ステロイド軟膏以外を使う人々。保湿剤は乾燥肌に使う物で、アトピー性皮膚炎には無効。ヒルドイド(保湿剤、ヘパリン類似物質) は、びらん面への直接塗擦又は塗布を避けること。アトピー性皮膚炎には無効。皮膚炎、そう痒、 発赤、発疹、潮紅、等をひき起こす。抗真菌剤は真菌に効くが、アトピー性皮膚炎には無効。

六、食事制限をした人々。食事制限をしてその代わりとなる栄養素を補充しない、栄養不足、栄養失調、微量元素欠乏、等々による、皮膚疾患を招いて、放置しておく人々。湿疹という軽い病気の人に、まさに、「食事を与えない、虐待というべき行為をして平気でいられる人々」。老後、食事を満足に与えない、という、虐待を受ける事になるでしょう。三つ子の魂百まで、幼児に受けた虐待は、老後に必ず、不幸を招く。そんなに長くまたなくても、すぐにくるかも。

七、湿疹よりも、いのちを大事にしよう。栄養不足にならないようにしよう。頭脳明晰を保つようにしよう。

八、食物アレルギーは、皮膚の傷から侵入した食物によって起こる事が、わかってきた現在、(口から食べたものから起こるのではなく)、意味も無く食事制限させられた子供たちの未来が危ぶまれます。

九、ステロイド剤を忌避して、湿疹を放置した、皮膚のほころびを塞がなかった方達に、食物アレルギーが多発したのも、同一の根っこから派生した疾病だった事がわかります。


「かるい湿疹で死ぬなんて」

「かるい湿疹で死ぬなんて」。生後四ヶ月で湿疹があり、その後体重が二割減少(6.8kgから5.5kgへ)、身長も頭囲も成長停止、脳萎縮、発達指数77%、母親も体重減少(3ヶ月で12Kg減少)、母子とも飢餓状態、死の寸前で入院。赤ちゃんの皮膚は、栄養失調特有の全身湿疹だらけでみにくく汚い。この原因は、「湿疹をアレルギーと考えたこと」、「湿疹はステロイド軟膏を使えば簡単になおる」のに、「ステロイド軟膏を忌避し」、「母親が食べるタンパク質が母乳に出てアレルゲンとなり、湿疹の原因になると考えて、母親が食事制限した」こと。栄養失調の母の母乳は栄養価の極端に乏しく、「完全母乳」で、赤ちゃんの栄養失調、発育不良を招き、母子共に体重減少、栄養失調になっても、「完全母乳」を続けた。そもそも最初から間違っているのは、「湿疹の治療はステロイド軟膏が基本、簡単になおる」のを無視したことです。悲惨な結果を招いたのは、「ステロイド軟膏を忌避し」、「タンパク質、脂肪、炭水化物を取らないと人は死亡する」、「母乳を出すためには栄養が余分に必要というあたりまえを忘れたこと」です。「ステロイド軟膏を忌避して」難治性の湿疹を作り出すのは虐待の一例です。「完全母乳」と称して、栄養のない母乳を続けるのも、虐待の一例で死につながります。「完全母乳」は自慢できる話ではありません。母乳であろうと、ミルクであろうと、何のかわりはありません。母乳が不十分なら、人工栄養、ミルクをやります。幸いにして、日本には良いミルクと良い水があります。母乳栄養ですが、母親の食べた物が母乳に出るのはあたりまえ、いろんな物をはやくとればとる程、食事アレルギーになりにくいことがわかっています。過去の「赤ちゃんに何ヶ月まで何々を与えないという指針」が間違っていて、食事アレルギーを増やしていたことがわかっています。「過去の米国小児科学会の食事制限の指針」が間違っていたのです。米国小児科学会の偉いところは、必ず指針が正しいか、すばやく検証し、間違っていれば、すみやかに修正改善するところです。「離乳食をできるだけ遅く開始する、食事制限する」という間違った育児指導がまだまだ残っています。「知らなかった、これくらいで死ぬなんて」とはならないように、あたりまえのことを、大事にする習慣を身につけましょう。